上地みかせんせいのインタビュー
interview
vol. 1
きっずはうすおれんじ保育園 上地みか先生
ー夜間保育をはじめたきっかけは何ですか?
私自身が母子家庭で育ってきたことが大きいですね。
母親が毎日仕事で忙しい 中、兄弟 と一緒に家で過ごしていました。
大人になって、周りに仕事で手が 離せず子どもを預けたいけれど預けられないという人を
たくさん目の当たりにしたとき、自分自身の育った境 遇が浮かんだのです。
その時、なんとかして 自分が力になってあげたい、子どもの助け にも親の助けにもなれたら、
と思い子どもたちを預かることをはじめました。
ー夜間保育園だからいいところってなんですか?
子どもたちの”心”を解き放してあげられるところです。
実は、夜間保育の子どもたちは精神的に強い子が多く自立している、と感じられることが あります。
そのため、親や先生の思いをくみ取り、壁を作ってしまう子どももいます。
そんな子に対して夜間保育園では保育士が一人ひとりに親身になってその子の心を徐々に解き放してあげます。
だからこそ、心の距離も近く感じることができるのですよ。
そのために、夜間保育園ではきっちりとした枠にはめることなく、 その時々の子どもたちの様子に合わせて臨機応変に対応しています。
ー保育園を運営するにあたっての悩みは?
認可外保育園の超えられない壁と子どもたちの食事についてですね。
認可保育 園が上で認可外保育園は下、と思われてしまっていることがあります。しかし、 保育園をすぐに認可園にすることはできません。
子どもの人数が90人以上でな ければいけなかったり、
那覇市は土地がないにも関わらず園庭がなければいけな かったりと認可園にするには様々な基準があります。
認可保育園にするに は認可外保育園からすると基準がとても高いんです。
その基準は決して下げるべきものではないのですが、それでも現実的に超えられない壁がそこにはどうしてもあります。
また、食事に対する補助が少ないことですね。栄養バランス がとても大切な幼児期にしっかり食べさせてあげたいです。
今は給食のケータリング代が高いので、食育に対してもう少し国からの補助があれば、
その分を子どもたちに食べて生きる大切さを教えていきたいですね。また、その補助が あることによって、
その分を子どもたちの他のことにまわしてあげられると思うんです。
親は同じ様に税金を払っているのにどうして子どもたちはその境遇によって平等さがないのか。と思いますね。
ー先生の思う理想の保育は?
夜間保育園の横の繋がりを作っていきたいですね。
閉鎖的な関係をもっとオー プンにして、みんなで協力・連携して夜間保育園を良くしていきたいです。
今の夜間保育環境に対して誰が悪い訳ではなく、どうしてもこの沖縄の社会的背景が夜型社会を生んでしまっていると思っています。
この環境を見直し、あるいは、その中でもサポートしあっていくことが地域の力であると思いますし、
その中で私にできることがこの保育だと思っています。
これまで以上に、もっと子どもたちを守っていこうとする協力を作っていきたいですね。




