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2010年7月19日(月) 22時22分

高良桂子せんせいのインタビュー

interview

vol. 2

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玉の子保育園 高良桂子先生
ー保育園をはじめたきっかけは何ですか?
私の「夢」です。
私の実家は大衆浴場を経営していたのですが、時代が流れるにつれ、家庭に風呂が増えてきたことでお客様が減ってしまいました。それで銭湯を閉めたこの建物をどうしようかと思案していたところ、私が幼いころより幼稚園の先生になりたいと話していたことから、父が「幼稚園を始めないか」と。幼稚園は自信が持てなかったのですが、そのときすでに2児の母親となっていましたから、「保育園なら自分の子育ての経験がいかせるのでは」と開園を決意しました。

ー夜間保育をはじめたきっかけは何ですか?
商業地域にあるわが園は、周辺で夜遅くまで働く人々が多く、開園当初から長時間保育のニーズは高かったです。つまり、子どもを預けるところが必要でした。そのため、必要とする子どもがいるならやらなければいけないと思い夜間保育を始めました。保育園としては地域のニーズを把握し、保護者が何を感じとりながら、地域に合った事業を取り入れることが最も大切だと思っていますよ。
理想を言うと、夜こそ子どもたちは親のお膝元ですごして欲しいと思っています。しかし、実際に夜まで働かなければ生活が成り立たない家庭もあることを思うと、働くお母様方に代わって子どもを守っていく責任を私たちは感じていますね。

ー夜間保育園だからこそ良いところは?
年齢の違う子どもたち同士がお互いに支え合って生きていけることです。
昼間の保育では年齢区分しているため、同年齢同士の子どもたちのクラスになってしいます。しかし、夜間は年齢に関係なく全体が1つとなり、家族的な環境の中、過ごしています。そのため、夜間保育では、大きい子は小さい子を気遣い思いやる気持ちを持ち、物事を教えたりし、小さい子たちはその姿を見て育っていきます。このように子どもたちにとって、大家族という生活空間にすることでお家のような居心地の良い環境を作ってあげています。

ー保育園の中で子どもたちの食事に関してのこだわりは?
食事は外注してもいいという議論がありますが、那覇市の認可保育園はすべて厨房を有しています。そのため、乳幼児期に精選した食材を責任持って調理すること。食事作りを子どもたちが直接観ること。また、厨房からただよってくる「香り」を楽しむことを大切にしています。ファーストフードづけの子どもたちに手作りの大切さを認識させ、食が細くなりつつある現代っ子たちの味覚保持や食欲増進にも園内の厨房の役割は大きいと思っています。
また、食事は食べるのみだけでなく、心も育てます。
幸い私たちの保育園では、農園を持っているため、食材を育てていき、それを畑から収穫して、調理し、食卓にのせる、この流れを子どもたちに体験させています。そうすることによって、今まで嫌いであったピーマンやゴーヤをみんな食べられるようになりました。また、食に対する大切さを実感させています。栽培は家庭でプランターでもできるので、是非皆様も行ってほしいですね。食事の大切さを保護者の方々にも感じて頂き、子どもたちの食事のあり方を見直していかなければいけませんね。

ー先生の思う理想の保育は?
これまでの経験と知識を活かし、親御さんの力になりたいと思っています。
そのために子育ての拠点となれるよう、親御さんがいつでも気軽に来られる園でありたいです。また、地域社会が一体となって子育てのあり方を考え、いかに地域に座した保育を確立していくかを念頭に置き、皆さんの心の拠り所となれる園を目指していきたいですね。